Q1. ワールドカップ予選のときの心境をお聞かせください。

あの当時「日本」はワールドカップに出場していなかった。日本としてどうしても出なくてはいけない状況だった。（自分を含めて）みんな非常にプレッシャーでしたし、出ている選手の何人かは胃薬を飲んでやるぐらいの状態で、本当にそのぐらいのプレッシャーでした。

僕（の出場）はゴールを入れたときぐらいしか出てませんでしたし（笑）、まさかこんな場面に出すな、（監督に対して）ここで出すんですか？ぐらいに思いました（笑）

ただ、中々できないで経験ですし、あれだけ緊張したというかやっている最中はスローモーションで本当に窮地に追い込まれている。。。本当に勝ったから日本に帰れましたが、もし負けていたらここにもいないでしょうし、多分サッカーは辞めていたと思うぐらい自分にとって大事な、分岐点というか大切な試合でした。

点を入れて勝ったときは嬉しいというよりか日本に帰れる（笑）という思いと、日の丸の重みを教わったというあの試合でした。

Q2. ワールドカップ本選の感想をお聞かせください。

そうですね、フランスW杯は途中で出場しましたが、本当にうれしかったですね。子供の頃に書いた作文の夢がすべて実現として叶った。ピッチに立った瞬間にワールドカップに出場することと書いたことが夢だったと再認識しました。

本選は予選より良い意味で楽しめた。このピッチに立てた喜びがありましたし、ワールドカップクラスになるとホテルの扱いもすごいし、パトカーが先導してスタジアムまでバスで移動もしました。

本当にすごいVIP扱いでした。こういう世界があると思いましたし、改めて世界のサッカーはすごいと思いました。

今だから言えるエピソードとしては、1回買い物する時間があってブランド物を買いに行ったんです。全員ジャージで行ったら入れてくれなくて。。。。入口でNGといわれ、「だーっ」とか言っていたら英語を話せる選手がワールドカップに出場していると言ってくれたとたん、VIP扱いをされて、本当に（対応が）変わったなって思った（笑）

Q3. 現況をお聞かせください。

現在ガイナーレ鳥取（J3）のGMをやっております。もちろん、チーム強化が仕事ですけど、ほかには観客動員強化するとか色々あります。一番やっているのは営業です。具体的にはチームの宣伝したり、番組で出させてもらったりしてPRすることですかね。

最近では地域の人と一緒にお魚プロジェクトと言って境港の漁港組合の方にも協力してもらい、ふるさと納税みたいな形で資金集めを行っております。お魚を買っていただくお金で（ガイナーレ鳥取に）支援した資金で選手強化してます。第1回が大好評で約2か月で2700口も取れた。それがすごく話題になってテレビでも取り上げられて、非常に皆様のご協力あって、いまでは他チームでも真似されている（笑）

本当に良いものをその県だけでなく、関東の方にも買っていただいて非常によいプロジェクトだと思っております。今もやっている。現在は、お魚プラスお肉や、スイーツ、お菓子なども入っているので、是非またご協力していただければと思っております。

Q4. 最後にメッセージお願いします。

皆さんいつもありがとうございます。ガイナーレは現在J3ですが、何とかまずJ2に復活して、今後は2020年にJ1いくことを目標に上り詰めていきたいです。是非皆さまのよろしくお願いいたします。（是非一緒になって）ガイナーレ鳥取を宣伝していただければありがたいと思っております。